フォトアルバム

ごあいさつ

  • 子どものころから化石に興味を持ち、福岡県飯塚市に「筑豊化石収蔵庫」を開設しているクロちゃんです。職業は、歯科技工士。北九州市にある「いのちのたび博物館」でも活動をしています。

僕と化石の出会い

Powered by Six Apart

潮見表

  • 潮見表「響灘」

ガソリン価格 福岡県

歯の化石 Feed

2012年6月 3日 (日)

歯の衛生週間 「恐竜は入れ歯要らず」

N1

皆さん恐竜の歯って、どんなものか知っていますか?

(写真は、北九州市立自然史・歴史博物館 アースモール)

N2

まずは形。肉食恐竜・草食恐竜で大きく形が 異なります。

肉食恐竜はステーキナイフが分厚くなったような形をしていて縁にギザギザがあり、肉を切り裂くのに適した形をしています。

草食恐竜はそれぞれの種類が草を効率よく食べられるように、住んでいる環境によって、草をすくい取りやすい形や、むしりやすい形になっているもの、磨りつぶすのに適した形になっているものがあります。

N3

写真はティラノサウルスの下顎の歯の生えている様子です。

よく見ると、生えかけの歯があるのが確認できるのですが分かります?

実は恐竜類は何度も歯が生え変わることが分かっています。

つまり恐竜類には「入れ歯は必要ない」のです。

肉食恐竜は写真のような仕組みで、草食恐竜はデンタルバッテリーという異なる仕組みで生え変わります。

N4

次に人間の歯。

大きさを比較するために向かって右にティラノサウルスの歯を置いています。

恐竜類は食べるものが決まっているためか、ほぼ同じような形の歯が顎に並びます。

対して人は雑食であり、噛み切る、磨り潰すなどその食生活に対応するために様々な形の歯が並びます。

私は歯科技工士という職業に従事していますので、日々人工の歯を作っているのですが、本当に人の歯はよく出来ているなぁと不思議に思います。

N5

先日、マリンメッセで行なわれた「九州デンタルショー」に行ってきました。

毎年参加して新製品や新技術の講演などを聴いています。

横浜で開催されている国際学会やワールドデンタルショーにも時々出掛けます。

N6

しかし、いくら歯科医療が発展しようとも、歯の健康を保つ基本は「歯磨き」の徹底であることを忘れてはいけません。

人は恐竜と違って失われた永久歯は生えてこないのです。

私の口の中には様々な技術を用いた「かぶせ物」などの人工物が入っています。

それらは全て私が作ったものですが、その内の一本はインプラントです。

インプラントに関しては失敗による訴訟問題がテレビなどで問題になったりしていますね。

私のインプラントは、ドクターと十分コミュニケーションを取って設計しましたし、予後のメンテナンスもしていますのでとても良い状態です。

インプラントと言っても適切な歯磨きが出来ないと、天然の歯と同じように歯槽膿漏にもなるわけで、そうなると抜けてしまいます。

歯磨きしているから大丈夫と思っていませんか?

歯磨きが適切に出来ているかは、歯科医院で歯科衛生士の歯磨き指導を受けて確認することをお勧めします。

以前私も指導を受けた時、磨き残しが多いのに驚かされました。

虫歯は他の病気も引き起こすことが分かっていて、とっても恐いんですよ!

写真は私が愛用している「ラテリエ」という歯ブラシと「レッドシール」の歯磨きペースト。

「ラテリエ」はポップなカラーと歯医者さんが作った使いやすさが気に入っています。

「レッドシール」は100%天然素材で作られているので安心感があって◎です。

食事の後はいつも楽しく歯磨きしてます。

皆さんも『歯を大切に♪』

 by クロちゃん

2009年4月 2日 (木)

カルカロドン・メガロドンの歯

Rimg0925

今日は用事があって「いのちのたび博物館」のO先生のところへお邪魔しました。

その際にM先生から見せていただいたのがこれ!

カルカロドン・メガロドンの巨大な歯です!

現世でいうホホジロザメの祖先にあたる歯の化石です。

国内産で、私の手が隠れてしまいそうな大きさは今まで見たことがありません。

M先生が採集されたとの事ですが感動でしょうね。

私のホームグラウンドの北九州の芦屋層群では時代がこれより古く、メガロドンではなく、カルカロドン・アングスティデンスという種類が産出します。

メガロドンに比べると大きさは小ぶりでスマートです。

私はカルカロドンにはあまり縁が無く、親しくしていただいている昭ちゃんさんが過去良い標本をいくつも採集して博物館に寄贈しておられます。

2006年9月 7日 (木)

「歯」の化石11 芦屋層群のワニ


今回の「歯」の化石は、北九州地方を中心に分布する新生代第三紀漸新世(約3000万年前)の海の地層から産出した「ワニ」の歯の化石の紹介です。

「えっ!海にワニ?」
と思われるかもしれませんね。

これまでにワニの歯が、山口県下関市竹の子島や北九州市若松区の海岸付近の地層より発見されています。

これらはいずれも北九州自然史友の会のS.M会員、A.T会員、それからこのブログにもちょこちょこ紹介させていただいてる昭ちゃん会員の発見によるものです。

このワニの化石、なぜ海の地層から発見されたのか、ちょっと考えて見ましょう。

発見された地層の当時の環境は浅い海であったと推測されていることから、陸地で死んだものが川を下って流れ込んだことが考えられます。

しかし現在棲息するワニの中には、イリエワニという海の中でも生活できる種類も存在します。

このワニが淡水域に棲んでいたのか、海水域に棲んでいたのか、ある程度まとまった化石の産出がない限り現状ではどちらともいえないように思います。

写真は、昭ちゃんさんが1995年9月14日に若松区の芦屋層群脇田層で発見したワニの歯のレプリカです。

2006年7月23日 (日)

「歯」の化石10 恐竜類8 獣脚類3

白亜紀後期に生息していた「スピノサウルス」の歯です。
産地はモロッコです。
10年くらい前に私が購入したものですが、この頃はまだ高かったですねぇ。
恐竜類の中でも比較的安くて購入しやすいスピノサウルスの歯ですが、最近は特に安くて、このくらいのサイズなら数千円で購入できますね。
以前は数万円、人気の恐竜なら10万円くらいしてたんですけどね。
ちなみに大きなものは縦にスジが入ります。


写真はスピノサウルスの上顎骨。
このスピノサウルス類は獣脚類の中では、ちょっと変わってて顔が細長くなっています。
食性は主に魚食で肉も食べていたようです。


スピノサウルスの歯は細長いですが、同じスピノサウルス科でも、スコミムスやバリオニクスは、まるでワニのような円錐型の歯をしていて魚を食べていたというのが歯からも想像できます。
この2種は、さらに顔が細長くなっています。

2006年5月17日 (水)

「歯」の化石9 恐竜類7 甲竜類


恐竜の中で、鳥盤目・甲竜類(ちょうばんもく・こうりゅうるい)に属する「アンキロサウルス」とみられる歯

この仲間は4本足歩行の植物食で、背中から尾にかけて硬い突起に覆われていることから、鎧竜(よろいりゅう)や曲竜(きょくりゅう)・甲竜(こうりゅう)とも呼ばれています。

写真は北九州市の「いのちのたび博物館」に展示されている甲竜類などの歯の標本。

同じ写真の中に「ステゴサウルス」類がありますが、この種類は剣竜(けんりゅう)類に分類されます。

種類によっては多少の形の違いはあれど、ほぼ同じような形をしているのが分かります。

2006年5月10日 (水)

「歯」の化石8 恐竜類6 竜脚類2

竜脚類の歯の2回目。
今回は「カマラサウルス」です。

北九州市の「いのちのたび博物館」内に展示されている恐竜の骨格標本の中に「カマラサウルス」(手前の黒っぽい骨格)の標本があります。
人間の大きさと比べると、その大きさが分かると思います。

ジュラ紀後期のカマラサウルス科のものとみられる歯(本物です)。

肉食恐竜の獣脚類の仲間の歯は、ほぼ同じような形をしているのに対して、草食恐竜である竜脚類のカマラサウルスは、竜脚類1の時に紹介したレバッキサウルスとは少し異なった形をしています。

2006年4月29日 (土)

「歯」の化石7 恐竜類5 竜脚類1

竜盤目(りゅうばんもく)・竜脚類(りゅうきゃくるい)に分類される恐竜をカミナリ竜と呼びます。

写真はその仲間「レバッキサウルス」の歯(本物です)です。

時代は中生代白亜紀前期。
産地はモロッコです。

同じ草食恐竜でも歯の形は異なっていますね。
歯の先端が磨り減っているのが観察できます。

2006年4月26日 (水)

「歯」の化石6 恐竜類4 角竜類

写真は北九市立自然史・歴史博物館「いのちのたび博物館」のアースモールに展示されている恐竜類の一部です。
久しぶりに「歯」の化石シリーズいきますね!

今回は向かって右の恐竜。
「トリケラトプス」です。
「トリケラトプスの歯」(本物です)
鳥盤目(ちょうばんもく)角竜類に分類される植物食恐竜です。

上下の歯で、ハサミのように動かして草を食べます。
肉食恐竜の歯とは異なった形をしていますね。

この角竜類、仲間にはプシッタコサウルス類やプロトケラトプス類、カスモサウルス類 セントロサウルス類などがあります。

2006年3月15日 (水)

「歯」の化石5 恐竜類3 獣脚類2

写真は皿の上の肉を切るステーキナイフと肉食恐竜アルバートサウルスの歯(レプリカ)です。
どちらも縁にギザギザがあります。

ステーキナイフは皆さんも使ったことがあるかもしれませんが、肉食恐竜の歯って、本当に肉が切れるのでしょうか?

これは大型の肉食恐竜「カルカロドントサウルス」の本物の歯の化石です。

実は以前「いのちのたび博物館」で子どもを対象にした講座で、この本物の「カルカロドントサウルス」の歯を使って肉を切る実験をしています。
その結果は・・・
見事に良く切れたそうです!

右が拡大した縁のギザギザ「鋸歯」(きょし)です。

肉食恐竜の種類によっては、この小さなギザギザの間に、歯にかかった力を分散させるための円状の構造を持つものがいます。
工業用のコンクリートカッター(ジスク)を見たことがある方は想像できるかも。


「歯」の構造って、本当に良く出来てますよね。

2006年3月 9日 (木)

「歯」の化石4 恐竜類2 獣脚類1

写真は白亜紀後期に生息した肉食恐竜「マジュンガサウルス」の下顎骨の一部で骨の内部が見えています。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、白線で歯の形を書いているのが、もともと歯があった所で、歯冠部分は歯ぐきから外に出ています。

そして矢印で指している部分のが、骨の中にあって次に生え変わる準備をしている歯です。

前に「T-rex」編の時にも触れましたが,肉食恐竜の歯は何度も生え変わります。

「T-rex」編の時の写真では顎骨を外から見ていただきました。
今度は顎骨の中の様子を見ていただくことで、よく分かるのではないかと思います。