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  • 子どものころから化石に興味を持ち、福岡県飯塚市に「筑豊化石収蔵庫」を開設しているクロちゃんです。職業は、歯科技工士。北九州市にある「いのちのたび博物館」でも活動をしています。

僕と化石の出会い

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2016年12月25日 (日)

気を長~くして「ストロマトライト」の風化待ち

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十年以上前に採集した福岡県直方市の白亜紀ストロマトライト。

中の様子を観察したくて、以前石材屋さんにカットしてもらいました。

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それがこれ。

夏は表面を酸処理して放置、普段は外で放置状態です。

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カット面は真っ黒で縞模様は見えない状態でしたが少しづつ風化が進んできました。

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だんだんと、ストロマトライトの成長痕が見えてきましたよ♪

 by クロちゃん

 

2016年9月19日 (月)

救出したストロマトライト

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先日救出したストロマトライトです。

真横から写しています。

地層の断面を見ている格好です。

分かります?

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指の先のところからストロマトライトが成長しているのが良く分かる標本です。

 by クロちゃん

2016年9月18日 (日)

関門層群脇野亜層群のストロマトライトについて思うこと。

北九州市の白亜紀前期の地層中からストロマトライトの化石が産出しているのを知ったのは今から25年くらい前でしょうか、それから後、興味を持つようになったのは私の住む筑豊地区にもストロマトライトが存在することが分かってからです。

含まれている地層は関門層群脇野亜層群といい、白亜紀前期の主に淡水の湖に堆積した地層で福岡県宮若市・飯塚市・鞍手郡小竹町・直方市・北九州市~山口県にかけて分布しています。

そして私は現在までに筑豊地区の数か所でストロマトライトの存在を確認しています。

露頭で確認できることもありますが、その殆どは道路工事や造成中に見つかりました。

過去をさかのぼると、飯塚市~宮若市の県道工事の際、ブロティオプシスなどの貝化石採集中に見つけたストロマトライトは母岩の巨大さと岩の硬さゆえ採集は困難でした。このストロマトライトは圧力により多少変形が見られましたが、小さなドーム状の塊が規則的に並んでいるのが観察できました。この時、興味深かったのがストロマトライトのすぐ真下に多数の小さな生痕化石と思われるものがあったことです。その大部分はトビゲラの巣と考えられるものでしたが、所々に台形状のものがあり、これが未だに何だったのか分からずにいます。これは千石層です。

宮若市ではその他に水平的にそのまま上部に向かって成長したものや筒状に成長したものを確認しています。筒状のものは、内部が空洞になっており、もしかしたら植物の周りに成長したものか、全く異なる考えとして熱水噴出孔というような考え方もできるかもしれません。筒状のものは如来田層です。

一方、直方市では廃業した採石場から様々な形状のストロマトライトが産出しています。以前当ブログでも紹介したことがありますが、おそらく流れのある場所で生成したと思われる約1㎝~2㎝くらいの球状ストロマトライト。この球状ストロマトライトの面白いところは核に巻貝化石ビビパルスやカメと思われる骨化石があり、周りにストロマトライトを形成したことで核となる化石の保存を容易にしたと考えます。と、言うのもストロマトライト周辺では、ほとんど他の化石を見ることが無いからです。

また、地層中には同じ層準に約30㎝~1mに及ぶ大きなストロマトライトを形成しているものもありました。現在ここは造成され盛土により、その姿を見るとこは出来ません。

そして今回の救出作戦で確保した標本。救出できなかった2つの大きな標本のうち一つは、救出した標本の約3倍の大きさがありました。そのため簡単には運ぶことができず、だからと言って産状が良く分かるこの標本から、ストロマトライトの部分だけを切り取るのは気が引けて長い間できなかったのです。そして残るもう一つの標本はストロマトライトが規則的に並ぶ層がなんと3段!になっているものでした。

もう少し造成が始まるのが早く分かっていたら 残る標本から切り取る手段も考えたでしょうが、、、。

紹介したストロマトライトのうちのいくつかは現在私が保管しています。

いのちのたび博物館にも北九州市産と直方市産のストロマトライトが展示されていますが、直方市産のものはちょっと分かりにくいかも。

直方市産のものは、当時地主さんの許可のもと、私と博物館で調査し採集したものです。この場所では植物・カメ・巻貝・魚の化石を採集しています。

長々と書きました。

日本ではストロマトライトの化石の産出はあまり多くありません。

その中で脇野亜層群は様々な形状で特色があり、貴重な地質遺産だと考えます。また韓国の同時代のストロマトライトと対比され、重要度は高いものなのです。

この化石がもっと世間で知られ、面白いと思っていただけるように私も頑張ろう!

今は仕事と育児で大変だけど・・・。

さて今日は息子をひいばあちゃんに会わせに行きます。

夜はNHKスペシャルでティラノサウルスやりますね。

楽しみです♪

 by クロちゃん

2016年9月16日 (金)

郷土の化石救出作戦! 報告

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前回のブログで触れた、郷土の化石を救出する作戦の話。

その化石とは「白亜紀のストロマトライト」

ストロマトライトとは光合成を行いながら成長する細菌~シアノバクテリア~がつくる縞状・ドーム状などの堆積岩のことで、ラン藻類とも呼ばれます。

酸素が無かった地球に酸素をもたらしてくれた原始的な細菌です。

写真のものが福岡県筑豊地区にあったストロマトライトで二十年以上前に確認していました。

当時は飲食店の庭園に埋め込まれていて、巨大なものを含め3つの岩に含まれていました。

仲良くさせていただいていた飲食店のオーナーさんによると、彼が経営していた複数の採石場のうち、数百メートルしか離れていないすぐ横の廃業した砕石場から切り出したものとのことでした。

その地層は関門層群脇野亜層群。

白亜紀の湖成層です。

実は同じオーナーさんの別の廃業した採石場の地層中にも大きなドーム状のストロマトライトを確認していました。

ちなみにその場所は、その後造成され地中に埋まってしまいました。

さて、話を戻しましょう。

ストロマトライトの岩塊がある飲食店は廃業し、長い間空き地になっていました。

管理している不動産屋さんに何度か交渉し、土地の買い手が決まり造成が始まったら岩塊を譲っていただく話をしていたのですが、土地は転売を繰り返し・・・。

それが先日急展開!

すでに造成が始まっていて、一番綺麗で大きなストロマトライトの岩塊が地中に埋められていました。

「うおー!」

車を停め交渉。(その間。。。一緒に車に乗っていた息子はギャン泣き、妻は怒り。。。ごめんねー、許してちょ。。。)

まだ残っている2つのストロマトライトの岩塊を重機で掘り出し確保していただけないか掛け合いました。

結果、うち一番小さな岩塊のみを掘り出し、確保していただけることになりました。

貴重な貴重な2つのストロマトライトの確保は叶いませんでしたが、個人で出来ることには限界があります。

そして。。。

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ユニックトラックとオペレーターさんを手配して上の写真のストロマトライトの岩塊の確保に無事成功しました!!!

とりあえず1つ、貴重な郷土の化石が世に残りましたよ!

(まだお金払ってないけど・・・)

この作業に協力していただいた皆さんに感謝です。

心配してくださっている仲間や博物館の先生。

この場を借りて報告させていただきます。

 by クロちゃん

2016年9月11日 (日)

郷土の化石救出作戦! 決行中

もう二十年以上前の話になりますが、ある場所に化石があって、その化石を生かしたいと思ったのですがその場所は商業施設で動かすことは出来ませんでした。

当時、土地・建物の所有者の方とは仲良くさせていただいたのですが、その後施設は閉鎖、土地は転売を繰り返しました。

その化石は含んだ母岩の巨大さゆえ運ぶのは困難でした。

現在その化石の一つを救出できないかと検討中。

今日、業者さんと打ち合わせをする予定です。

上手くいけば良いなぁ。。。

まだ時間はかかりそうですが、作戦が終了したらこのブログで報告しますね。

 by クロちゃん

2016年8月15日 (月)

白亜紀のヒラマキガイ

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4年前のお盆休みに採集していた白亜紀のヒラマキガイの仲間。

山口県産です。

まだ収蔵庫に展示してなかったので並べました。

ヒラマキガイは現在では田んぼなどで見られる巻貝です。

田んぼで採取した現生のヒラマキガイの殻も一緒に並べました。

 by クロちゃん



築上町の化石展

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ネットサーフィンをしていたら福岡県築上町で化石展をやっていることが分かり、昨日の8月15日(日)に家族で出掛けてきました。

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場所は福岡県築上町にある「船迫窯跡公園体験学習館」

ここには6世紀後半の須恵器から8世紀中ごろの瓦などを焼いた窯跡が発掘・保存されていて国の史跡に指定されています。

すぐ近くには供給されたであろう多くの古墳や国分寺があり、歴史を感じる静かで自然豊かなところです。

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野外には当時の作業場が復元されています。

窯跡も見学したかったのですが、あまりに暑く、赤ちゃんを連れていたため屋内のみの見学です。

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窯跡の出土品を見学した後、奥の展示室へ。

化石の展示は借り物のため撮影NGでした。

今回の展示は大分県宇佐市で見つかった約360万年前のミエゾウやサンバージカなどの実物化石展示。ミエゾウの骨化石はやはり大きいですね。

それと福岡県朝倉郡東峰村で見つかった古第三紀の海成層の貝や生痕、サメの歯が展示されています。なかでも大きなオウムガイ化石は立派なもので見ごたえありました。

この朝倉郡東峰村教育委員会・大分県宇佐市教育委員会所蔵の化石は私は目にしたことが無かったので良い機会になりました。

 by クロちゃん

2016年8月 9日 (火)

お盆の「筑豊化石収蔵庫」の公開について

2016年8月、お盆の間に筑豊化石収蔵庫の見学を募集します。

今年は8月13日(土)を予定しています。

場所は福岡県飯塚市目尾です。

地元の筑豊地区を中心に北九州・山口の化石を展示しています。

個人の資料館ですので大きな標本など、目立つ展示は無いかもしれませんが、郷土の大昔のことを知りたいという方がいらっしゃいましたら一度見学はいいかがでしょうか?

最近は子育てでバタバタしていますので、採集にも行かず、子ども中心の生活になっていますが、お盆の一日(13日)は時間を作りますので希望される方がいらっしゃいましたらコメントを残してください。

追って返事をします。

 by クロちゃん

2016年4月 8日 (金)

白亜紀のトビゲラ?の巣化石

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実体双眼鏡で見ているのは・・・

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最近採集してきたトビゲラのものと考えられている昆虫の巣の化石が含まれた転石。

幼虫の莢の化石で、表面にびっしり見られます。

白亜紀、脇野亜層群産出です。

同じようなものが韓国・慶尚層群からも報告されています。

よく観察すると、糞のようなものが確認できました。

面白い標本です♪

 by クロちゃん

2016年3月30日 (水)

直方市内の某住宅団地にて

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直方市内の某住宅団地内を散策中に気になる地層を見つけた。

と、言っても小さな小さな露頭です。

むやみに地層を削ることができないので、落ちている小さな転石を持ち帰り割ってみた。

「入ってるなぁ」

白亜紀の植物化石の小片が入っていました。

調査したいけど、ここは無理そうです。

残念。。。

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その日(日曜)の午後、河川敷にチューリップフェアを見に行った。

満開にはもう少しかかりそうでした。

 by クロちゃん