前のブログで穿孔貝の話題に触れましたが、せっかくなのでもう少し続けましょう。
写真は2007年5月27日に北九州市小倉北区藍島(芦屋層群藍島層下部層)で採集したものです。(ピントが甘くてすみません)
黒い部分は木材化石で穿孔貝が複数確認できます。
穿孔貝は一部方解石に置き換わっています。
さてこの貝の正体は?
殻体の形状を見る限りフナクイムシではないことは分かります。
現生のニオガイ科で比較すると似ているものにカモメガイモドキがあります。
カモメガイは殻のヤスリ状になった前部と後部との境がはっきりしていますが、この標本では境は不明瞭です。
またカモメガイモドキは海底の木材に穿孔する種であることから、この標本の産状とも一致します。
とりあえず現時点では「カモメガイモドキの一種 」Martesia sp.とすることにしました。
北九州市若松区の芦屋層群で木材化石中に生痕を確認しました。
と、ここまで書くと、いわゆるテレド(フナクイムシ)じゃないの?と思われるかもしれませんが、そうじゃない。
穿孔の形状が異なっている。(写真)
芦屋層群の穿孔貝の化石は比較的よく見つかります。
よく見られるタイプは、穿孔の形状でみるとテレドに見えなくもないのですが、体化石を確認すると現生のフナクイムシ(ムシといっても虫ではなく貝)とは似ていない。
これはこれで私の中では問題なのですが、とりあえずこの問題は置いといて、テレドタイプでない穿孔痕は初めて見ました。
穿孔の形状で考えてみると現生でいえばカモメガイやスズガイがいる。
博物館のO先生によると岩だけでなく木材にも穿孔するらしい。
先生と貝が中で成長したことを考えるとスズガイが怪しいかなということに、、、。
体化石が残っていないか、クリーニングして見る必要がありそうだ。
福岡県遠賀郡芦屋町にある遠賀川の河口です。
向かって前方が海。右手が魚見山。
掛かっている橋は2002年に完成した 「なみかけ大橋」です。
魚見山に建つのは国民宿舎「マリンテラスあしや」
綺麗で眺めの良い宿です。
魚見山の周り、海岸線をサイクリング道路が整備されています。
遠賀川に掛かっている「なみかけ大橋」ですが建設中には多くの化石が産出しました。
そう、ここから北九州市にかけて約3000万年前の海成層である芦屋層群が分布しているためです。
そこで福岡県では化石の調査を実施し、貝類やウニなどの化石を確認。
地元の小学生にも発掘体験を実施したりしました。
調査員には、お気に入りブログの昭ちゃんさんも加わり活躍されています。
北海道レポートの合間に別の話題もアップしていきますね。
昨日、北九州市若松区にぶらっと出掛けてきました。
どこだか分かります?
海岸には、こんなネジネジの樹木が漂着していました。
他には皮が剥げて真っ白になった流木も多く、なにか役に立たないかと考えてしまいます。
いつものように、海岸に露出している地層 「芦屋層群」を観察します。
今から約3000万年前の海成層です。
写真はフジツボの化石。
この場所は二枚貝の化石にフジツボが付いているのが多いんです。
こちらはカシパンウニの化石。
この化石ですが、初心者は無理に取り出そうとするとバラバラになって壊してしまうかもしれません。
私も今回は写真だけ撮って帰りました。
北九州市若松区の海岸にて、真剣にサメの歯探しをしてみました。
結果は、、、?
まずは魚の脊椎骨みっけ♪
向かって左はタガネの先です。
すぐ近くにサメの歯がありました♪
まずは1本目。
歯根が欠けています。
2本目!
3本目!
歯冠の先端が欠けています。
この海岸の岩場は結構人が歩くので踏まれたのでしょう。
時々見かけるこれって、カニの一部のように見えますが、、、。
4本目!
歯冠の先端が見えています。
おそらくシロワニ属(Carcharias acutissima)でしょう。
これは完全体の可能性ありでクリーニングが楽しみです。
5本目!
ちょっとピンボケですが、、、。
この歯ですが、うかつにも取り出すときにハンマーの衝撃で先端が欠けてしまいました(涙)
結局サメの歯が5本採集できました。
種類に関してはクリーニングをしてみないとはっきりしませんが、シロワニ属やレモンザメ属、メジロザメ属と思われます。
6月28日(日)、残業で徹夜し、まだ暗いなか帰宅するため車で家に向かっていたのですが、天気予報で雨と出ていたのに空には星が、、、。
う~ん、確か引潮は7時ぐらいだったよなぁと悩んだ末、車を自宅とは反対の北九州市若松区の海岸へ向けた。
途中大好きな「資さんうどん」で「ごぼう天そば」を食べたので元気が出た。
北九州では有名な「資さんうどん」(すけさんと呼びます)。仕事で残業した時は24時間開いているこの店で朝方決まって「ごぼう天そば」を食べるのです。
海岸に着くと、まだ薄暗い波打ち際に突然ライターの明かりが!
良く見ると少し離れたところに仲の良さそうなカップルが、、、。
邪魔しちゃ悪いと別の海岸に移動。
だんだんと夜が明けてきた。
この日は凪だったこともありアオイガイの漂着は見られなかった。
朝の海岸は天気予報が外れて気持ちの良い天気となった。
「よし!化石採集をすることにしよう」と芦屋層群の岩盤に四つんばいになり目を凝らす。
以前、昭ちゃんさんがこの付近で「イトカケガイ」の仲間の巻貝を採集していらっしゃった。
しかし私はまだ見つけたことがない。
今日はイトカケガイ狙いでいこう。
そう思って探していると、、、。
「あった!」
波で浸食された岩肌に僅かに見えている小さなイトカケガイの仲間。
無事採集することが出来た。
今日の目的達成!家に帰って寝ようっと。
海岸を後にした私は、コンビニでコーヒーを買って家まで安全運転で帰りました。
しっかし俺ってタフやなぁ。。。
その後昼まで爆睡でした。
(写真はイトカケガイ科の巻貝。まだクリーニング前です。正式な学名は不明です。)
グラインダーで120番まで研磨した後、耐水ペーパーを用い手で研磨してみました。
これから最終研磨をどのようにしようか検討中です。
以前、中古の水研磨の機械を頂いたものもあるので使わないと勿体無いと思いつつ、そこまでしなくても研磨の範囲が狭いので自動車用のワックスを用いて研磨すればいけるかもとか、いろいろ考えています。
今日仕事の帰りにホームセンターで仕上げ研磨用の良さそうなジスクを見つけたので買って使ってみたかったけど値段が高かったので今回は購入しませんでしたが、これも試してみたいですね。
現在この珪化木を含めて3つの化石を研磨中です。
どれも福岡県内産出の化石。
うち1つは大物です。
これは研磨に時間とお金がかかりそうです。




















浜辺の達人さんのブログで、最近アオイガイの単数漂着が続いていると書いてあったので藍島の浜でも漂着しているのでは?と思っていたら、船で一緒だったボーイスカウトの皆さんが3個体採集していらっしゃいました。割れ易いので持ち帰るの苦労するかもしれませんが、きっと家に飾られることでしょう。採集できて良かったですね♪最近少ないですもんね。




































海岸に面した地層面。




海岸を歩いていくと、大小の転石がある場所があります。
貝化石の密集層の画像を貼っておきます。
ここで注意













今日、中間市垣生付近の地層を見ていたら「あれ?」生痕化石が。。。
地層の表面に様々な種類の貝化石が顔を覗かせています。



先日ブラッとしてたら、北九州市八幡西区〜若松区にかけての某学園都市付近の歩道の脇に化石が。
この付近を含む北九州一帯の「芦屋層群」と呼ばれる約3000万年前の海成層からは、写真のような巻貝が時折見られます。
芦屋〜若松海岸の化石観察 2〜3の答えです。
芦屋〜若松海岸の化石観察 2で紹介した化石と同じ種類の化石の写真です。
新生代第三紀漸新世(約3000万年前)の海成層が分布する、福岡県遠賀郡芦屋町〜北九州市若松区の海岸の地層には、所々化石が観察できます。
新生代第三紀漸新世(約3000万年前)の海成層が分布する、福岡県遠賀郡芦屋町〜北九州市若松区の海岸の地層には、所々化石が観察できます。
画像は地層の岩盤が足元に水平に広がっている様子です。
この画像は巣穴のある地層を横から写したもの。
ここは北九州市若松区、海岸線に沿ってお散歩です。
ハリセンボンらしき魚の死骸。
相変わらず海岸にはゴミが散乱しています。
芦屋町から北九州市若松区にかけては約3000万年前の新生代第三紀斬新世の海に堆積した地層が露出しています。
この付近は、様々なサメの歯化石を産出することで有名です。
福岡県遠賀郡芦屋町の「洞山」です。
堂山から遠賀川河口方向を写した写真です。(奥の小高い所には、国民宿舎の「マリンテラスあしや」があります。)
地層中に見られる「ノジュール」
地層をよく観察すると写真のような巻貝(アシヤキリガイダマシ)などの貝化石を見つけることができます。
洞山の洞穴。
今日はここで写真を撮る間10分ほどだったのですが、その間に1本サメの歯の化石を発見。記念にと写真を撮ったのですが、これが見事にピンボケ!!!