平成22年1月17日(日)福岡県直方市「ユメニティのうがた」に於いて、13時30分~17時までの予定で「第二回 I LOVE遠賀川流域リーダーサミット 遠賀川水フォーラム・・遠賀川の水環境を考える」がNPO法人遠賀川流域住民の会と国交省遠賀川河川事務所の主催で開催されました。
私が暮らしている遠賀川流域では、22年前から遠賀川の水質や水量の改善に流域住民が頑張っていて、約83団体が活動しています。
しかし、下水道や浄化槽の低い普及率もあり水質改善はなかなか進みません。
昨年は大雨による大量のゴミ流失の問題も発生しました。
私は15時まで仕事でしたが、友人が環境問題に取り組んでいる関係もあり、参加したく、仕事が終わってから高速道路を使って会場へ向かいました。
第一部が「流域で活躍する小学校の取り組み発表」で、嘉麻市立宮野小学校の「遠賀川を守れプロジェクト」、福知町立赤池中学校の「英彦山川の河川体験学習」、北九州市立池田小学校の「ぼくら黒川探検隊」とそれぞれの活動発表がありました。
私は聞けず残念でしたね、、、。
そして第二部が「パネルディスカッション」
コーディネーターにI LOVE遠賀川実行委員長、パネリストに北九州市長、嘉麻市長、直方市長、宮若市長、香春町長、芦屋町長、福岡県河川課長、遠賀川河川事務所長を迎え発表がありました。
その内容の一部を少しだけ紹介させてください。
芦屋町長の波多野氏の講演から。
写真は遠賀川河口付近の航空写真です。(河口両側にそれぞれ二つの漁港があります)
この遠賀川河口から北九州市若松区にかけては、約3000万年前の海成層である芦屋層群が分布し、多くの貴重な化石を産し、私のブログでも度々登場する場所です。また同時に、周辺海岸の様々な生物やゴミの漂着もブログで紹介させていただいております。
この河口に、遠賀川流域から出たゴミが昨年7月の集中豪雨により一気に流れ漂着しました。
漁港には、その一部が流れ込み、しばらく船の出港が出来なくなったそうです。
その後、海岸に流れ着いたゴミです。
これは表面上であり、海底には大量のゴミが沈んでいるそうです。
これを処理するためには莫大な費用が掛かります。
私が以前、海岸で写真を撮っている時、芦屋町と北九州市の職員と住民の方が海岸のゴミをどうするか調査している現場に出会ったこともありました。
この写真は周辺住民のボランティアの方々が清掃活動をされている様子です。
後に質疑応答の際、芦屋町の住民の方が「8月の清掃では、たった一時間だけで空き缶やペットボトルを一万個拾った。結局十万個の空き缶やペットボトルを回収した。これはただ事ではない!」と声を荒げて訴えておられました。
これは遠賀川流域全体の問題であり、早急な関係自治体の環境条例制定が必要ではないかとコーディネーターからの提案がなされました。
次に遠賀川河川事務所長からの話。
写真は河口堰に溜まったゴミで、処理には莫大な費用が掛かります。
ただ、堰が閉まっていたら、ゴミの海への流失は最小限に留める事が出来ます。
ところが、昨年のような記録的集中豪雨が起こると、洪水防止の観点から堰を開けねばならず、残念ながら全てのゴミを海に流してしまうことになります。
そのようなことが約3年に一度の割合で起こるそうです。
これは各年度の河口堰のゴミ処理費用のグラフです。
多い時は約3千万円ものお金が処理に使われるのです。
ざっと一部を紹介しましたが、先ずは個人が現状を知るところから始める。
そしてゴミは指定された処理方法で捨てる。
出来るだけゴミを出さないよう心掛ける。
清掃活動に参加する。などの基本的な活動が必要で、これからは企業などにも協力を求めていかなくてはならないでしょうね。
これらのことは、遠賀川流域だけの問題ではなく、日本全国の河川流域、さらに世界各国の問題でもあります。
今、自分に出来ることを考えましょう。
by クロちゃん