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  • 子どものころから化石に興味を持ち、福岡県飯塚市に「筑豊化石収蔵庫」を開設しているクロちゃんです。職業は、歯科技工士。北九州市にある「いのちのたび博物館」でも活動をしています。

僕と化石の出会い

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2008年10月

2008年10月27日 (月)

恐竜化石剖出ボランティア

今日は化石研究部会の例会の後、以前博物館が北九州市小倉南区から運んできた白亜紀前期の骨化石を含んでいる岩塊を学芸員の先生が取り出しやすいように要らない部分を割って小さくするというボランティアに参加してきました。

全部で何トンあるのでしょうね。この岩凄く固いのですが、数年間野ざらしにしたことで自然風化を利用しての割り出しです。

最初レクチャーがあり、化石の識別など、骨を避けて割り出しながら作業し易いくらいの大きさにする任務に対する注意事項が伝えられました。

どんな骨が含まれているかというと、これは大きいですから恐竜でしょうね。種類や部位は残念ながらこの状態では分かりません。最終的にクリーニングして特徴を見出すことで、もしかしたら分かるかもしれません。

こちらはカメの骨ですね。
恐竜化石が発見されるところにはカメやワニの化石を共産する場合が多いのです。
この岩塊には他にビビパルスやブロティオプシスといった貝類も含まれていました。

僅かな時間のお手伝いでしたが、いくらか博物館の先生が作業しやすい状態に出来たようでした。
今後成果が分かるのにはまだ時間が掛かりそうですが、じっくり楽しみに待ちましょう。

2008年10月26日 (日)

ウニ化石の産状

先週の木曜日、天気はあまり良くなかったのですがフィールドに出たかった私は北九州市若松の海岸へ。
若松の海岸は好きな化石観察とビーチコーミングが同時に出来る場所なのです。
さてビーチコーミングの方はと言うと、まだこの季節は漂着物が海岸に寄ってない状況です。

海岸の芦屋層群の露頭を観察するとウニ化石の「アシヤブンブク」が目に入りました。この場所でのアシヤブンブクの産状はどれも裏返しなのです。面白くないですか?


上の写真のウニが左の化石です。
採集するとき注意しながら周りから掘り進めていくのですが、もともと亀裂が入っていたりしてバラバラになったりすることも少なくありません。


実際このウニも巻貝(キリガイダマシ)も採集する際バラバラになりました。
ここで注意!
割れたからといって、捨てたりしないで破片を全て持ち帰りましょう。
破片は一つ一つ丁寧にティッシュや新聞紙に包んで袋へ。
ガチャガチャ物にあたるような持ち帰り方をすると家に着いた時にショックを受けますよ。
持ち帰ってからは接着する面を確認して柔らかい化粧用のブラシ(100円ショップで購入)などで砂や泥を取り除いて綺麗にします。
そして木工用ボンドで接着します。
接着剤は色々ありますが、木工用ボンドの良いところは完全な接着まで時間があるので、万が一接着面がずれた時にやり直しが利くのです。
水で薄めて使えることも◎ですね。
そして完全に固まったら掘り出しです。
クリーニングに関してはまた機会があったら、、、。

貴重な化石です。出来るだけ大切に扱いましょう。

話は変わりますが、昨日仕事で指をケガしてしまいました。
あぁ情けない、、、。
左手だったのが幸いですが、6針も縫うケガで仕事もやりにくいし当然化石採集やクリーニングにもしばらく支障が出そうです。
でも今日は博物館で私が所属する自然史友の会化石研究部会の例会で「中生代化石の掘り出し方」の実習の日。
え!私?行きますよ♪
レポートはまた。。。

2008年10月23日 (木)

北九州市小倉北区「馬島」レポート5

つづきです。

「ウソシジミ」Felaniella confusaの化石層。

「タマキガイ」Glycymeris sp.の化石層。

海岸を一周するには足場が悪いところもありますので、滑り止めの付いたトレッキングシューズが安心です。

2008年10月22日 (水)

私設化石収蔵庫計画10


雨が降った時、入り口が濡れて困っていたので「ひさし」を付けました。
内装を剥がして補強を入れていたのはこの為です。
あれこれ考えて時間かかったなぁー。
結構大変だったし、、、。

先日は骨組みが知りたくて、直接ユニットハウスの工場まで訪ねて行って、設計図のコピーを頂いて帰りました。
会社の方は、とても丁寧に対応してくれて有難かったですね。
なんでも最近は主婦の陶芸教室用にとか、趣味の部屋に使う人が増えてきたとの事。
先日もラジコンの部屋にするという方がいらっしゃったとか、、、。

新品を買うと高いですが、中古は割と手頃な値段でありますので貴方も趣味の部屋にどうですか?
とはいえ最近お金使いすぎたので貧乏生活中の私です。
仕事頑張るぞー!

ps.ドア塗り替えました。
「カビ」が出ちゃって汚くなったので塗り替えたんですが、再発が心配です。

北九州市小倉北区「馬島」レポート4

つづきです。
馬島は生痕化石がいたるところで観察出来ると書きました。
島をぐるっと一周しながら良く観察すると、アナジャコやスナモグリなどと考えられる巣穴やカニの巣穴、イソギンチャクと考えられる巣穴などを見ることができます。
生痕化石と一言で言っても、棲み跡や食べ歩いた跡、這った跡などありますので観察しながら考えてみるのも面白いですよ。

ほら!
壁にも!

足元にも!
いっぱい!

うわー!
なんじゃこりゃー!
と、叫びたくなるくらいでしょ?

つづく。。。

2008年10月20日 (月)

私設化石収蔵庫計画 9


名称がコロコロ変わってますがご了承を。
まだ正式名称を決めていないので(汗)
たぶん「筑豊化石収蔵庫」あたりで落ち着きそうな、、、。

現在入り口に「ひさし」を取り付けようと内装を剥がして補強を入れる工事をしています。
なにせ一人で仕事の合間に時間を見つけて作業をしているので、なかなか捗りません。
はぁ。。。

北九州市小倉北区「馬島」レポート3

つづきです。

約3000万年前に堆積した芦屋層群の砂岩の美しい地層。
普段地層が観察できるポイントが少なくなった今、大変貴重だと思います。

潮溜まりは磯の生物がたくさん!
思わず見入っちゃいます♪
私を見て、精一杯隠れているつもりの魚がいるの分かります?

地層中の貝化石に混じってサメの歯の化石がありました。

つづく。。。

2008年10月18日 (土)

北九州市小倉北区「馬島」レポート2

つづきです。
北九州市のパンフレットによると、馬島はJR小倉駅から10キロの位置にある離島で、福岡県の有人島の中では面積も人口も一番小さな島だそうです。
(面積 0.26平方キロメートル、周囲 5.4km、平成19年の人口 47名)
藍島は島を縦断する道が整備されていますが、馬島は道が整備されていません。
畑のあぜ道を通らなければならない場所もありますので島民の方の迷惑にならないよう注意が必要です。

海岸へは潮の時間を良く調べてから行くようにしましょう。
満ちてくる時間に海岸に近づくのは危険な場合があります。それと出来れば一人で行くよりは複数で行くほうがもしもの時に安心かも。

さて、この凸凹した地形面白いでしょ?
生痕化石なのですが、この馬島には様々な生痕化石がいたるところで観察できます。

浜に何やら漂着物が、、、。
木製の椅子のようです。
もしかして南の島から流れてきたものかも、、、。

つづく。。。

2008年10月16日 (木)

北九州市小倉北区「馬島」レポート1

久しぶりのレポートは北九州市小倉北区の馬島です。
写真を撮ってきたのは9月ですが、なかなか忙しくてアップするのが遅れてしまいました。
さてこの馬島ですが、以前紹介した藍島と共に自然学習にはとても良い場所です。
この島には、今から約3000万年前の海に堆積した芦屋層群という地層が分布していて化石や地層の観察が出来ます。
島へは小倉駅から徒歩8分の小倉港から出ている市営渡船を利用して行きます。
小倉港から馬島までは約20分、その先の藍島には約35分で着きます。時刻表については季節や曜日で変わりますので直接北九州市渡船事業所に問い合わせてください。
料金は馬島までが片道¥280、藍島までの片道が\400です。

渡船の待合所です。
ここで乗船券を購入しますが、天気の良い休日などは乗船客が多くて稀に定員オーバーで乗れないこともあるようなので早めに行きましょう。

この日は平日。天気も良く暖かかったので2階デッキで潮風に当たりながら景色を見たり行きかう船を見て楽しみました。

さあ馬島が見えてきました。
これから上陸です。
島には売店がありませんので必要なものは買ってきましょう。
港にはジュースの自販機だけはありますので飲み物を忘れた方はここで購入しておきましょう。

2につづく。。。

2008年10月 2日 (木)

街の化石博物館15 旅館「きたや」さん


北九州市八幡西区黒崎にある旅館「きたや」さん。
私の職場のすぐ近くなのですが、先日ランチをやっていることを知り、食べに行ってきました。
すると建物の左端に2つの大きな珪化木が!

大きく立派な珪化木が二つ並べて置いてあります。
お話しを伺うと建て替える前の古い家の頃からあったものだとか、、、。
写真はそのうちの一つ。

誰がどこから持ってきたものなのか現在分からないそうですが過去小倉北区藍島近くの玄界灘から引き上げられた珪化木や、天然記念物の戸畑の夜宮の大珪化木に似ているようにも見えます。
北九州にはこれらの珪化木が見つかる「大辻層群」と呼ばれる約3500万年前の主に河に堆積した地層が分布していますので、もしかするとこの地層から見つかったものを移設したのかもしれませんね。