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  • 子どものころから化石に興味を持ち、福岡県飯塚市に「筑豊化石収蔵庫」を開設しているクロちゃんです。職業は、歯科技工士。北九州市にある「いのちのたび博物館」でも活動をしています。

僕と化石の出会い

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2007年10月

2007年10月31日 (水)

韓国・晋州市の・・・

西日本新聞の筑豊版(2007.10.30)に「韓国の中学校関係者 宮若市を訪れ国際交流要望」という記事が載っていた。

読むと「韓国・晋州市の晋州東中学校の関係者が宮若市役所を訪ね、同市内の中学生との国際交流を要望した」とある。

私の頭に浮かんだのは以前化石研究部会のメンバーで訪れた韓国・晋州市内でのエピソード。

偶然通りかかった工事現場で、中生代白亜紀の植物・昆虫などの化石を発見し、そしてそれまであまり知られてなかった魚類化石群の存在が明るみになったこと。

この韓国の地層は慶尚層群と呼ばれ、日本の筑豊・北九州地方に分布する脇野亜層群とほぼ同時代の地層であると考えられています。

この脇野亜層群の「脇野」とは地層の模式地の宮若市脇野地区から取って名づけられたもので、最近同地区からあべさんと私とで魚類化石を確認しています。

慶尚層群で確認された魚類化石群の中には、北九州地方の脇野亜層群の魚類化石群と同種と考えられるものがあると北九州市立自然史・歴史博物館の藪本先生が発表されています。

つらつらと書きましたが、要は、韓国・晋州市と宮若市は太古から関係が深いと言いたかったんです(笑)

遠く1億3000万〜1億2000万年前、両地区は同じ大陸の端の河川や湖だったと考えられ、様々な恐竜が行き来していたことでしょう。

2007年10月29日 (月)

旧伊藤伝右衛門邸、夜間特別公開

2007年10月27日から11月4日(期間中は無休)まで福岡県飯塚市幸袋の旧伊藤伝右衛門邸で夜間特別公開(ライトアップ)が始まりました。
「開館は午前9時半から午後8時半(入館は8時まで)。照明点灯は午後6時から。入館料は高校生以上三百円、小中学生百円、電話0948(22)9700」

旧伊藤邸は筑豊炭田の炭鉱王の一人である伊藤伝右衛門と、妻だった歌人柳原白蓮が暮らしたことで知られていますが、公開を開始してから僅か半年で、なんと入場者数が13万人を突破するという状態で異常な?ほど人気を集めています。

遠方からの来場者も多く、地元の私としてはとても嬉しく思っています。

と、いうことで娘を連れて見学してきました。
入るのは2度目ですが夜は初めてです。
館内は写真撮影が出来ないので外からの写真での紹介です。

まずは正門から。
大きくてかなり立派な造りです。
写真悪くてすみません。

この看板は、地元の国会議員麻生太郎の直筆です。
麻生さん、最近何かと話題になってますよね。
総理になる日は来るのかな???

表玄関を外から。
来たことない方、ぜひいらしてご自分の目で見てください。
明治期の近代和風建築の素晴らしさに感動しますよ!

入って左にある応接室。
以前、学芸員の方と一緒に見てまわった時にイタリア産大理石で出来た暖炉にウミユリの化石がたくさん含まれているのを確認しました。残念ながら一般見学では暖炉の前までは行けませんのであしからず。

庭園から建物を望む。
二階は白蓮の居室です。
建築に興味がある方はもちろん、とにかく造りが凝っていて必見です。
文学に興味がある方は居室から庭を眺めながら白蓮の想いを感じてみてください。

ライトアップされた広い庭園を散策することが出来るのも嬉しいですね。

池を配した回遊式の庭園からあずまや越しに建物を。

現在は骨董蔵が展示室に、事務所が写真の白蓮館としてギャラリーとショップ(関連の書籍やグッズ、地元の菓子等の名産品が売っています)になっています。

正門前の旧長崎街道沿いにも数件出店が並んでいます。
その中に筑豊直方市銘菓の成金饅頭があったのでパチリ。
でも残念ながら大きなサイズは売り切れていて小さなものしかありませんでした。

菓子のお土産のオススメは、麻生太郎の似顔絵の焼印が入った「たろちゃん饅頭」かな。安いし美味しい。でもいつも売り切れ状態みたい。欲しい人は直接飯塚本町商店街の飯塚井筒屋に行けば製造即売してます。
成金饅頭のビッグサイズも食べたくなってきたなぁ。。。

伊藤邸ですが、若い方もオススメのスポットですので行って見てくださいね。

2007年10月21日 (日)

筑豊博物展に行ってきました


昨日の新聞で紹介されていた「第50回筑豊博物展」に行ってきました。
開催している場所は、飯塚市本町の飯塚井筒屋の4階で、10月19日から21日まで行なわれるそうです。

内容は筑豊地区の小中高校から自然や科学についての研究を集めて数多く展示してあります。

また主催した筑豊博物研究会が50回目ということもあり、これまでの歩みも同時に紹介されていました。
機関紙も定期的に発行されていて、その研究内容は素晴らしいものです。

私が初めて訪れたのが小学校の低学年だったかな?
当時興味深く見学したのを覚えています。

会場にいらっしゃった筑豊博物研究会の会長さんをはじめ会員の皆さんとお話させていただきましたが、願うは「筑豊地区に自然関係の博物館や展示施設を」で、これまでの取り組みを教えていただきました。

資料はあるのですから、なんとかお金がかからない方法で実現出来ればと強く願っています。

2007年10月14日 (日)

化石のレプリカ作り5

着色に使用するのは画材のアクリル絵の具「リキテックス」です。これらの絵の具を重ねたり混ぜたりして使用します。
パレットは100円ショップに複数枚入ったものがあり便利です。
(使用する絵の具は基本的に艶消しです。歯の化石などで艶がある場合は着色した後で表面に「リキテックス」の艶出し材「グロスポリマーメディウム」を塗ります。)
実物を観察しながら薄い色から下地を塗っていきます。広い筆細い筆を使い分けて仕上げていきます。写真のものは随分前に作ったものですが、今見ると色の濃さが違いますね。右が実物、左がレプリカ。

こちらは最近作製した福岡県直方市で発見したアミノドンの犬歯です。手前が実物、奥2つがレプリカです。

最初塗り始めは大丈夫かなぁと思いますが、時間をかけて、薄い色から重ねて塗っていくと、次第に本物に近づいていきますよ。

2007年10月11日 (木)

お散歩に海へ

最近忙しくてストレス溜まりまくり!
この日も家に帰ってきたのが朝の4時。
よ〜し!と時間をつくって大好きな海へ息抜きに。。。

やってきたのは北九州市若松区の某海岸。
分かる人にはおなじみの風景ですよね。
昨日までのどんよりした天気から一転、快晴です♪


気持ちいい♪
岩棚が凸凹した千畳敷の海岸を歩きます。
この付近に露出している地層は漸新世の芦屋層群本城層で、それを更新世の若松層の岩屋砂礫層が覆っています。

写真の中央に見える島をクローズアップすると、、、。

海の向こうに見えてたのは白島で隣には石油の備蓄基地が見えます。

聞いたところによると、この基地が出来てから潮の流れが微妙に変わったとか、、、。

海岸に沿って歩いていると地層中に巻貝の化石「アシヤヒタチオビ」が露出していました。
この化石ですが、殻の部分の半分ほどは風化により溶けてしまっていて中に詰まった砂質泥岩が見えています。

この付近では、アシヤフミガイなどの貝類化石や写真のような巣穴の化石も観察することが出来ます。
また同じ化石研究仲間の昭ちゃんさんにより新種のカニ化石も発見されています。

さらに歩いていくと業務用の冷蔵庫が!!!
その表面には韓国の某有名メーカーのロゴが。ハングル文字もあちらこちらに見えます。
こんなのが現地から流れて来たのかなぁ???
それとも船から???

相変わらずゴミは散乱しています。
ペットボトルには台湾の文字が。
男性用クリームは中国製でしょうか。
日本のゴミも多いですね。
釣り関係のゴミも多いです。
なんで?困ったものです。

こんな所に財布が!
恐る恐る中身を確認してみましたが、一切何も入ってませんでした。
う〜ん、誰か落としていったものなのかなぁ?

恐竜の足跡発見!って、鳥の足跡ですね(笑)
それにしても、よく似てますよね恐竜に、、、。
で、結局何の鳥だろう?
海岸には漂着物を物色しにカラスがよく来てますけどね。あとトンビや千鳥、鵜。
???



海岸を後にして車で脇田漁港近くのマリンパークへ。
ここは産直の野菜や魚介類が安価で売られています。
何か買いたいな〜って思いましたが職場へ戻らないといけないし、、、。
大きなボラが「ん?100円?」
「えー!」
魚を職場にはちょっとなぁということで、今回は新鮮な生食用のサザエ(響灘産)を買うことにしました。
大きいのは避けて、やや小ぶりのサザエで12個¥500♪
美味しかったですよ♪

2007年10月 9日 (火)

化石のレプリカ作り4


シリコーンの型に液を入れ、レジンの粉を振りかけます。これを雄型雌型両方に行い(若干多めに)、型を張り合わせます。この時余分なレジンがはみ出してきますので可能なかぎり千切り取ります。
後はしっかり圧をかけて保持し固まるのを待ちます。
10分もすると上の写真のようなレジンのレプリカが出来ます。
この時、はみ出したレジンのバリがあったらナイフやルーターで削り取ります。
取り出したレジンのレプリカです。
歯科用のレジンですが、色はアイボリーやピンク、クリアーなどがあり、化石のレプリカにはアイボリーが最適です。アイボリーにはA2とかA3とか色の種類がありますが、アイボリーであればどの色でも良いです。

この後、着色へと移るのですがアイボリーが一番色の表現がしやすいのです。

つづく。。。

2007年10月 7日 (日)

化石のレプリカ作り3


前回紹介したシリコーンパテですが、量が多くてお気に入りなのがこの商品。
一応紹介しておきますね。
次にパテに詰めるレジンの紹介です。
これも歯科用で常温重合レジンといって、歯科で仮歯などを作製するのに使うもので、液と粉を混ぜると固まります。
メーカーや商品によってそれぞれ特性があり、固まる時間の早い遅い、また気泡が入りにくいものなど様々です。

つづく。。。

2007年10月 4日 (木)

化石のレプリカ作り2

更新お待たせしました!

今回レプリカ作りの説明に使う化石は、博物館内のミュージアムショップなどで比較的安価で手に入る白亜紀のモササウルスの歯(モロッコ産、もちろん本物)です。

さて、型取りに使うのはこれ「歯科用のビニルシリコーン印象材(歯科用ゴム質弾性印象材)」です。歯医者さんで口の中の型を採るのに数種類の素材がありますが、化石に適するのがこの材料。ただ値段が高い!(涙)
(この材料ですが、上の画像にあるように歯科用品メーカー各社から出ていて、内容量と値段を比較して上手に買うことをオススメします。ちなみに私は歯科技工専用のものを値切って購入していますが、有名メーカーの物と比較すると約半分の購入金額で済みました。上の画像のものは安くはないです。)

中身はこのようなパテで、2種類のパテをスプーンで量りながら同量取り、手で素早くこの2種のパテを混ぜ合わせ、標本の片面に押し付けます。もたもたしてると固まっちゃいますので注意です。

コツはテーブルなど平らな面にパテを置いて標本を押し付けることですかねぇ。固まったら、残っている標本の表面にまたパテをかぶせる準備をします。カッターでクサビ状の切れ目を入れてあげます。

もう一度パテを練ってかぶせるのですが、その前にパテとパテが合わさる部分に分離材として鼻の頭の油を薄く延ばして塗ってあげます。別の油でも良いのですが面倒な方は鼻の頭の油で十分です。そしてパテをかぶせます。

固まったらパテを外し標本を取り出します。標本の隅々までパテが行き届いているか確認し、2つのパテの型がクサビで綺麗に合い動かないかも確認します。ここまで問題なければ次のステップに進みます。

つづく。。。