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  • 子どものころから化石に興味を持ち、福岡県飯塚市に「筑豊化石収蔵庫」を開設しているクロちゃんです。職業は、歯科技工士。北九州市にある「いのちのたび博物館」でも活動をしています。

僕と化石の出会い

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2007年8月

2007年8月27日 (月)

これからの展望

タイトル大げさだけど(汗)

化石展を終えての感想を書いちゃいますね。

歯科技工士という職業を持ち、普段は深夜までの仕事に休日の勉強会や学会と忙しく、趣味で長年採集を続けてきた化石の整理になかなか手を出せませんでした。

でも頭の隅にはいつも「いつかは地元筑豊で化石展をする」という夢があって気になっていました。

そんな時ついに昨年飯塚市の歴史資料館から声をかけていただいて夢が現実へと動き始めました。

25年以上かけて採集してきた資料の整理から開始し、そこから展示する資料をピックアップしていきました。

それから個々にラベルを作製していきます。
例えば

標本名 プリカトウニオ Plicatounio naktongensis
分類 軟体動物二枚貝綱イシガイ科
産地 福岡県宮若市千石峡
時代 中生代白亜紀前期
地層 関門層群脇野亜層群千石層
採集日 1991.8.16

といったように約300枚。

仕事から帰ってきた深夜に作業をやっていたので結構きつかったけど、調べる過程で分類も研究者によって考えが違っていたり、また時の流れの中で研究が進んで様々なことが解明されていたりと随分と勉強になった気がします。(もちろんまだまだですが)

またアマチュア研究者の皆さんの協力で標本をお貸しいただけることになり展示を充実させることも出来ました。

同じ化石研究会に属するあべさんにも多くの点で助けていただきました。

今年に入って、標本を追加したいと足を運んだフィールドで脇野亜層群千石層からワニ、大辻層群出山層からザイサンアミノドンの下顎犬歯とビックリするような標本を見つけることができたのも大きな成果です。


ちょっと子どもの頃を振り返ります。

郷土の古環境が知りたい。
どんな生物が棲んでいてどんな環境だったのか。
そう思っても資料も少ないし、なかなか見えてきませんでした。

「筑豊地方の古第三紀って、亜熱帯っていうけど証拠の植物化石って何処に行けば見れるのかな?」
「白亜紀の地層がある千石峡って、巻貝化石ばっかりだなぁ」
どちらも私が小学生の頃思っていたことです。

郷土の化石について調べるもの、調べる所はないのかな?
そう思ってもよく分かりませんでした。

それから少しづつ化石の採集を続け時が経ち標本も増え、植物化石の種を調べ(難しくて頭を捻りますが)当時の気候を推測したり、千石峡の地層の岩塊から歯科用の拡大鏡を用いて化石を調べ、1ミリから数ミリほどしかない魚やワニと考えられる歯や、トカゲのウロコなどを見いだしたりと、当時の生物の多様性が随分と私の中で広がりました。

このタイミングで来た化石展の依頼。

多くの標本を一箇所に集めて客観的に見ることで当時の環境が頭に浮かんできました。

やって良かった!

そう思えた「筑豊とその周辺地域の化石展」でした。

そして、やって見えてきた今後の課題。

そう、当時の環境を推測するには、まだまだ標本が足らないということ。

同じ地層面にはどのような生物の化石があるのか、またそれはそこに棲んでいたものなのか運ばれてきたものなのか。

筑豊地区の千石層や如来田層から見つかる魚類化石と小倉地区から発見されている各相当層の魚類化石との比較(少し異なるようだがなぜなのかなど)をするための標本の追加。
標本が全然足らない!

などなど仮題も次から次へと見えてきた。

なんか取り留めのないことをゴチャゴチャ書いてしまいましたが、次にこの郷土の筑豊で化石展をするチャンスが廻ってきた時には、もう少し当時のことが解明できている状況をあべさんをはじめ仲間の研究者の方々とつくり出したいと考えています。

2007年8月26日 (日)

「化石展」関わっていただいた皆様ありがとうございました

「筑豊」にこだわった郷土の化石展をやりたい。
小学生の頃から思っていた夢が実現した「筑豊とその周辺地域の化石展」も本日8月26日、幕を閉じました。

今日は朝から様々な催し物があったこともあり、午後からの私の講演もたくさんの方に聞いていただいて、とても有難く思いました。

見学していただいた皆さんが、大昔の郷土はどんなだったか、少しでも興味を持っていただければ嬉しく思います。

今回の化石展がどんなものだったのか、ちょっと写真で振り返ってみます。

導入部、古生代から中生代にかけての化石を展示したスペースです。
中央には、筑豊地区(宮若市・直方市)で見つかった白亜紀魚類化石を展示しました。

こちらは宮若市千石などで見つかった白亜紀のカメやワニの歯や骨、ソテツ類やイチョウ類、シダ類などの植物化石、巻貝や各種イシガイ科などの二枚貝類の展示です。

新生代の化石を展示したゾーン。
筑豊炭田を産み出した植物化石などを展示しました。
直方市のイオンやバイパス周辺から見つかったコハクも多数展示しました。

直方市以北〜北九州市に分布する海成層の芦屋層群の様々な貝化石を展示したコーナー。
多くの種類を一度に目にすることは、なかなかありませんのでやりたかったんです。

芦屋層群で見つかった現在の鯨の祖先、ハクジラなどの展示。
奥に見えているのは以前、宗像市の直方層群で見つかったコリフォドンの展示です。発見時の写真も展示しました。

歯科材料を用いた化石のレプリカ(複製品)作りを紹介したコーナー。手前は化石を取り出すコーナー(写ってませんが)。奥は人間と恐竜の歯を比較したコーナー。食べるものによって歯の形が異なります。

今回の目玉となった直方市で今年1月に見つかった約3500万年前のサイの仲間「ザイサンアミノドン」の犬歯と周辺から見つかったメタセコイア化石。発見時の写真や復元図、復元模型も展示しました。


その他にも周辺地域で見つかったアンモナイトや韓国の恐竜足跡化石のレプリカ、芦屋層群のサメやエイ、ペンギンモドキ。
また化石を含んだ世界の石材などを展示しました。

「化石展」でご協力してくださった筑豊地区の教育委員会の皆様、北九州市のいのちのたび博物館の先生、化石研究部会の会員の皆様、報道していただいた各社記者の皆様、そして展示会に足を運んで観覧いただいた全ての皆様、本当にありがとうございました。

来てくれた子ども達、野山で化石の大発見期待してますよ♪

また数年後、このような企画を実現したいと考えています。
その時はまた宜しくお願いします!

今日は「化石展」最終日

8月2日から開催してきた「筑豊とその周辺地域の化石展」(飯塚市歴史資料館)も今日で最終日となりました。

13時からは私の2回目のギャラリートークがあるのですが、前回とまったく同じではつまらないので、少しだけパワーポイントネタを増やしました。

さてさて、今日は早くからいろいろ催し物があっているので行ってきます。

今朝は仕事から帰宅したのが午前4時だったので多少疲れているけど頑張ってきま〜す!

2007年8月24日 (金)

SDカードのデータが(涙)

ブログ更新&資料整理のため、デジカメのSDカードをパソコンに繋いだら表示の途中で突然消えたsign01

「えsign02どうなってるのsign02

なんとファイルが消えてしまってるcoldsweats02

復活できる場合もあるらしいけど手数料はバリ高らしいし、、、。

大事な画像ばかりだから何とかしないとな〜shock

2007年8月19日 (日)

化石観察会


昨日は飯塚市教育委員会主催の「おもしろ体験歴史館」の中のイベントの一つ「化石の観察会」があり、今回私は講師ということで参加してきました。

場所は宮若市の千石峡。
このシーズンはキャンプや水遊びの家族連れで賑わいます。

前にも何度か千石峡の化石について触れましたが、一帯は中生代白亜紀前期(約1億3000万年前)の河川や湖で堆積した地層が露出していて、巻貝などの化石が見られるところです。

天気の良い夏休みの土曜日に大勢で行って化石観察ができるか、ちょっと心配でしたが、なんとか無事に大成功でイベントを終えることが出来ました。

まず心配したのが車の駐車。
比較的多い下流を避けて、上流の広い駐車場を利用することでこれは解決!

次に化石の観察。
下流のワキノサトウリュウの発見地には歩いて行くには遠く、貝化石の露頭の観察は山手は草が多く断念。
それならと、下流の川原の露頭まで歩いて移動することに。
今回この選択が良い結果を招くとは、、、。

途中説明を入れながら移動していると、山から道に落ちてきている小さな転石に巻貝の化石が入っていて、参加者の皆さんが順調に見つけていっていたのです。

「あった!」

「これは?」

と、子どもたちの声。

楽しんでいただけたかな?

企画していただいた飯塚市教育委員会の皆さん、ボランティアで参加していただいた日有喜の皆さん、手伝っていただいたあべさん、引率の保護者の皆さん、子どもたち。
お疲れ様でした。

注意:現地は渓流公園のため、ハンマーを用いた採集は石を尖らせケガの元になり大変危険です。
公園内ではハンマーの使用は止めましょう。
今回ももちろん使用していません。

2007年8月18日 (土)

午後から観察会

今日は午後から野外での観察会です。

暑そうだなぁ。。。

一番心配なのは車が駐車できるかどうか。

通常夏は化石観察や採集には向かない季節。

なぜかというと、草ボーボーで地層は良く見えないし、蚊に刺されるし、ヘビもたくさんいるし、海や山には人がいっぱいいるし、、、。

今日の場所は人の多さですね。

どうだろう。。。

吉母層の貝化石


今日は朝から以前採集した山口県の豊西層群吉母層の貝化石の分類をしていました。

なかなか二枚貝類の分類が難しくて頭を悩ませています。
幼体と成体の違いもあるし(丸み)、一応分けてみたけど「う〜ん」一部の種がイマイチよく判らない。

とりあえず化石展に並べてみますので、詳しい方がいらっしゃいましたらご教授ください。

2007年8月16日 (木)

会場で、、、。

夕方のこと、仕事が終わって化石展の会場へ。
すると偶然ブログを見て来られた長門の方とお会いすることができました。
そして色々お話している中で山口県の恐竜足跡化石の話になりました。
内容は採取してある2つの標本だけでは足跡と判断するのは難しいのでは?という疑問でした。
確かにそれだけでは足跡とは判断できません。

実際はどうだったのか、そのお方には直接お話させていただきましたが、今回のケースでは色々と問題がありココでは詳しく紹介できないでいます。

足跡発見時に確認した足跡と思われるものは10個ほどあり、その中で足跡はそのまま現地に保存が可能と考えられ足跡に溜まったキャストだけを綺麗に取り出せそうなものが2つだけあり、それが現在北九州市立自然史・歴史博物館に展示保管してある2つです。
この2つの標本には植物化石が指と思われる形に添って張り付いており上から何らかの圧力が加わったことを示していました。

次に足跡というからには連続していないとおかしいですよね。
この地層の黒色頁岩は地層面がはっきりせず、分かりにくいのが難点です。
ただ、複数の足跡と思われるものの指の向きが同方向であり、なおかつ同一直線状、ほぼ等間隔であることから足跡の可能性が高いと判断しました。

そして最初の発見から少しして私は別の地層でもっとはっきりした大きな竜脚類と思われる足跡らしきものも複数確認しています。

隣の韓国では、ほぼ同じ頃の時代の足跡化石が数千という規模で発見されているわけですから日本でもまだまだ見つかる可能性は高いでしょう。

ただ山口県の足跡については、まだ現地にあり保存する手立てが確立されていないのが問題です。
(写真もたくさん撮っていますが、現状では紹介することが出来ません)

もし取り出すという選択をしたとするならば、行政が綿密な計画の下、重機を使って時間をかけて丁寧に作業しないと破壊してしまうことになるでしょう。

と、色々書きましたが願うは学術的な詳しい調査と足跡の保存です。
関係機関の方、どうぞ早い対応をよろしくお願いします。
何か私に出来ることがありましたら協力は惜しみませんので、、、。

2007年8月14日 (火)

遅くなりましたが、、、。

日曜日「筑豊とその周辺地域の化石展」のギャラリートークにお越しくださった皆様、ありがとうございました。

前半のパワーポイントを使った話の3題うち2題は朝バタバタ作ったものだったので、「どうかな〜?」と思いましたが、なんとかなった?かな???
今回の自分の中の反省点は次回26日のギャラリートークに生かしたいと思います。

それにしても当日は私の所属する化石研究会の例会をトーク後に予定していたこともあり、北九州市立自然史・歴史博物館の岡崎先生、宗像市のコリフォドンや芦屋層群ワニ頭骨の発見者の加島氏、今回の化石展にたくさんの復元図を描いていただいた黒田氏や多くの関係者の方々に来ていただき本当に嬉しかったです。
大牟田の野田先生には、久しぶり(10年ぶり?)にお会いできて感激しました。

次回は、地域の化石好き少年少女たちがたくさん来てくれたらいいなぁと思っています。

ペルセウス座流星群

たった今まで家族で空を見上げて天体ショーを楽しんでいました

0時をまわったところで、庭にビニールシートを敷き、その上にカーペットを敷いて、クッションと蚊取り線香を用意。

娘たちと川の字になって寝転んで見ること約1時間。

私が見た流れ星の数、なんと25個以上sign01

そのうち4つは大きく尾を引いたもので綺麗かったぁsmile

娘たちも大興奮でしたnote