フォトアルバム

ごあいさつ

  • 子どものころから化石に興味を持ち、福岡県飯塚市に「筑豊化石収蔵庫」を開設しているクロちゃんです。職業は、歯科技工士。北九州市にある「いのちのたび博物館」でも活動をしています。

僕と化石の出会い

Powered by Six Apart

潮見表

  • 潮見表「響灘」

ガソリン価格 福岡県

« 2007年3月 | メイン | 2007年5月 »

2007年4月

2007年4月30日 (月)

仕事帰りに携帯でパチリ

ゴールデンウイークですねぇ〜
私はずっと仕事です(涙)
でもいつもより早めに帰れるので、ちょっと寄り道をしてみました。
車を北九州市八幡西区塔野付近へ走らせます。
この周辺の丘陵地帯には、びっしりと住宅が立ち並んでいます。
「山肌が残っている所って、もうないのかなぁ、、、。」
丘陵の高台付近にさしかかった時、目の前に岩が見えた。

デジカメを持ってきてなかったので、携帯電話のカメラでパチリ。

この付近は約3000万年前の海成層・芦屋層群の分布地です。

露出している砂岩層に近寄ってみると、、、。

二枚貝の断面が見えました♪

砂岩の崖の所々に貝化石が密集している様子が観察できます。

「まだ残っている所があったんだ、、、。」

この周辺を造成している時は多くの化石が見られたのですが、今となってはなかなか見ることが出来なくなりました。
こども達の活きた理科の教材にもなるので、ずっと残してほしいですね。

見えている二枚貝化石はグリキメリスとピターです。

2007年4月25日 (水)

化石標本の整理1

「倉庫に眠っている標本の整理をしなくては」とホコリだらけのコンテナを引っ張り出してきて中身を確認しました。

なにせ子どもの頃から収集してきた標本なので、「こんなん採集しとったんや」とか、「うぁ懐かしい標本やなぁ」と思い出しながら化石を手にとって見ました。

立派な第三紀の植物化石もあって、これから種を特定する作業が必要です。
「あーこりゃ大変だぁ」

次から次へとコンテナを確認していくと白亜紀の脇野亜層群のものもあった。

写真の化石は1993年6月23日に鞍手郡小竹町と旧宮田町(現宮若市)の境の脇野亜層群で採集したもので、コンテナに母岩のまま入っていたので今日ハンマーで割ってみました。
すると予想していた巻貝化石「ブロティオプシス コバヤシイ コバヤシイ」(ワキノエンシスではない)と一緒に「ビビパルス」が3個体同じ面に入っていた。

コバヤシイ コバヤシイも滅多に見れないけど、ビビパルスと一緒に並んでいるのは初めて見ました。

*明日、明後日はインターネット環境の工事のため見れませんのでご了承ください。

芦屋層群のウニ化石


海ネタが続いたので関連してウニの化石の写真をアップします。

北九州地方に分布する新生代第三紀漸新世(約3000万年前)の芦屋層群から産出するウニの種類です。

過去に採集したウニ化石の中からクリーニングした4つを並べています。

向かって右が、カシパンウニの仲間のエキノディスク。
左の下から2つが、ブンブクウニの仲間のリンシアです。

しかし上の小さな丸いのが名称が分かりません。
裏面は表面装飾がはっきり残っていて判別し易い状態です。海岸で見かける現生のムラサキウニに似ているようにも見えますが、私が見たかぎり芦屋層群の記載には見当たらなくて、、、。

2007年4月22日 (日)

高くついた「カタクチイワシ」

先週、悪夢のような出来事がありました

大潮の日、海岸に写真を撮りに行こうと潮が引いた海に入って写真を撮っていました、、、。

まずは「アメフラシ」
先日、「海そうめん」の話に出てきたのがこれです。巻貝の仲間なので、本来食べれそうに思いますが注意しないと大変なことになるのです。アメフラシは海草を食べるのですが、一緒に毒のある海草を食べる可能性があり、アメフラシの体内に毒が蓄積される恐れがあるからです。絶対にそういうことはない!と言い切れれば別ですが、、、。

たくさんの生き物や風景を撮影した後、車に戻っていると何やら魚の群れが、、、。
上から見たその姿はコバルトブルーのような色で綺麗でした。
「なんという魚だろう?」
長靴を履いていたので近づいて写真を撮ったのが次の写真。
この後、私は全身を使い魚を岸に追い込んだのです。
持っていた傘を利用し追い詰めて手づかみで捕まえました。
捕まえて見てみると「カタクチイワシ」であることが分かり夢中で追いかけ次々に捕まえました。
その時、水面に黒い物が浮かんでいるのが見えました、、、。
なんとsign01私のデジカメケースではないですかcoldsweats02

カメラはパァマクロが高性能で高かったのに何という結末、、、。
仕方なく同じ製品のバージョンの新しいものを買うハメに(涙)
カメラが浮いているのを見た瞬間、やる気をなくしてそこで魚を捕るのをやめました。
でも捕った「カタクチイワシ」はしっかり天ぷらにして食べましたfish

友の会・研究発表会

北九州市立自然史・歴史博物館「いのちのたび博物館」で行なわれた自然史友の会の研究発表会。

トップバッターだった私の発表も何とか無事終わり、他の研究発表を拝聴させていただきました。

いつも思うのですが、皆さんの話の面白いこと。。。
私の知らないことばかりで勉強になります。

一つのことに関して各研究部会の異なる視点から考察していくさまは私にとって新鮮なのです。

また発表後の懇親会では、そんな皆さんと自由にお話ができるのも楽しいですね。

あなたも自然史友の会へ入会して活動しませんか?
入会お待ちしております。

話は変わりますが、現在博物館では「春の企画展 有明海 干潟が育む生物と文化 〜中尾勘悟写真展〜」が1階ギャラリー館で行なわれています。
生きたカブトガニのこどもも展示してましたよ。
入場料は常設展の料金のみでOKです。

2007年4月21日 (土)

明日は研究発表会

久しぶりに更新です(汗)

明日4月22日は私の所属する北九州自然史友の会の総会・研究発表会・親睦会が北九州市の「いのちのたび博物館」で開催されます。
今回の研究発表会では、一番目に私が化石研究部会から発表させていただきます。
内容につきましては今回は会員限定ということで、いばらくここでは控えさせていただいて、後にここでも報告させていただこうと考えています。

北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)自然史友の会では随時会員を募集しています。
友の会では7つの研究部会があります。
・地質鉱物研究部会 ・昆虫研究部会 ・化石研究部会 ・両生・爬虫類研究部会 ・植物研究部会 ・水生動物研究部会 ・鳥類研究部会
それぞれが定期的に独自に活動していて、各部会合同の野外観察会や研究発表会もあります。

興味がある方は博物館まで問い合わせてみてください。

2007年4月17日 (火)

イソギンチャク

裸足で海の中に入って移動しているとき、ふと気づいた現象。

それは綺麗に一列に並んだイソギンチャク。

これは海底の岩の亀裂に沿ってイソギンチャクが棲んでいるためで場所によっては×になってたりして面白かったです♪

ブンブクウニ

4月15日の若松海岸の続編です。

海岸に打ち揚げられていたタワシのような物体。
どうやらブンブクウニのようである。

手にとってみた。
なんとも不恰好な姿です。
化石種に似たものがあるので、比較標本にするため持ち帰り庭に埋めました。
詳しい種類が分かる方がいらっしゃいましたら教えてください。

海そうめん

先日、アオイガイを採集した日に見つけたもの。。。
それは鮮やかな色をした「海そうめん」と呼ばれている物体。

実はこれ、アメフラシの卵なのです。
写真のものは海藻に産み付けられています。
なんとなく美味しそう?にも見えますが、ほとんど食べるという話はありません。


よく見ると、小さな卵がびっしりと入っていますね。
卵から孵ったアメフラシ見てみたいですねぇー
ちなみにアメフラシは巻貝の仲間です。
殻は?とお思いでしょう。
体の中に殻の名残があるんですよ。

2007年4月15日 (日)

アオイガイ漂着!

最近になって福岡県の日本海沿岸にアオイガイが漂着している。
そんな情報を複数耳にした私は、2007年4月15日の今日、北九州市若松区の海岸へ出かけました。

例年11月から3月くらいにかけて日本海側の海岸に漂着するアオイガイ。
その年によって大量に漂着することもあれば、さっぱりの時もある。

アオイガイは、カイダコとかタコブネとも呼ばれ、軟体動物頭足類の仲間です。
アオイガイのアオイは葵の御紋の「葵」からきていますが、確かにアオイガイを二つ重ねると葵の葉に見えますね。

頭足類の代表的なものにイカやタコがいます。オウムガイや化石で有名な絶滅種のアンモナイトもこの仲間です。

ちなみにこのアオイガイ、中身はまんま「タコ」の形をしていて殻を持っているのはメスだけ、オスは体がメスに比べて非常に小さく殻を持ちません。

昨年から探しているけど見つからないこのアオイガイ。
さあ今日は見つけることはできるのか?
早朝から家を出るはずが遅くなってしまい焦って海を目指しました。

目的地の海岸に着いて20分くらい歩いていると、遠くにカラスが何かを啄ばんでいる。
「もしや!」
慌てて小走りにその場所へ。
「あ!アオイガイだ!」
アオイガイの特徴である薄い殻は割れている。



そのアオイガイの殻の近くには、カラスに啄ばまれていたタコらしき死骸があった。
一方、アオイガイの殻の中は墨が付着して、殻の割れ口は真新しい。カラスに必死に抵抗したのだろう、、、。
このアオイガイは漂着時には宿主が生きていたようだ。
もっと早い時間に来れば生きている写真が撮れたかもしれない。

それからまた10分くらい歩いていると割れたアオイガイがあった。
「もしかしたら綺麗なアオイガイを見つけることが出来るかもしれない」
そう考えてさらに歩いた。

今日は結構海が荒れていて、海藻がたくさん打ちあがっていた。
その海藻の中もよく見てまわった。
「あ!あった!」

手にとって見ると、ほぼ完全な形だった。
「やった!!!」
思わずガッツポーズ。

「よーし、行ける所まで海岸線歩いてやるぞ!」
潮は引き潮だったので気が楽だった。

砂浜と砂浜の間の岩場を移動中、
『ズルッ!ズッテン!』
滑ってコケてしまった。
足元から水面まで2,5メートルほど。
「あぶね〜!」
岩場はヌルヌルのところがある。
洒落にならない(冷汗)

なんとか岩場を切り抜けた後、こうなったらと靴を脱いで水の中を歩いて移動した。
水温は冷たくはなくて気持ちよかった。
写真は漂着したゴミの様子。
いつものように日本・韓国・中国とゴミの国籍は様々だ。
発砲スチロールが多いですね。

そんなゴミに混じってアオイガイが!
この個体の殻は割れていました。

この海岸はこれ以上歩いては進めないので引き返しました。
アオイガイ以外にも面白いものが漂着していましたので、またの機会に紹介します。


家に持ち帰ったアオイガイ5つ。
割れた面を見てもらうと薄さが分かると思います。
取り扱いには十分な注意が必要です。

テーブルの中央の亀の形のものは化石(有孔虫)が入った天然石の石鹸置きです。
現在は植木鉢置きとして利用してますが、、、。

あー、今日は良い日だった♪
今年の春はアオイガイはダメかと思っていたのでとっても嬉しかったです!