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  • 子どものころから化石に興味を持ち、福岡県飯塚市に「筑豊化石収蔵庫」を開設しているクロちゃんです。職業は、歯科技工士。北九州市にある「いのちのたび博物館」でも活動をしています。

僕と化石の出会い

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2006年6月

2006年6月30日 (金)

マントヒヒ頭骨標本補修依頼の巻 1


某氏から、歯科技工士の私に「マントヒヒの頭骨標本の歯が欠けているので補修できないか」との相談を受け、「いいですよ、やりましょう」と二つ返事で依頼を受けました。


なるほど、上顎左の1番の表面が大きく欠け、エナメル質・象牙質・歯髄の断面が見えています。
日頃、人間の歯はたくさん作っていますが、もちろん猿は初めての経験。
単純に「面白そう♪」と思いました。
北九州市内の歯科医院に勤める私。
院長に許可を貰い、昼休み時間に補修開始。
材料は、保健治療に使う白いプラスチック「歯科用歯冠修復レジン」を使用します。
ペースト状のレジンを金属製のヘラで盛り上げ、可視光線の機械で固める方法を選択しました。

この標本の歯は、乾燥していて全体的に白味が強くなっています。
「歯科用歯冠修復レジン」は様々な患者さんの歯の色に対応出来るように、たくさんの色が用意されているのですが、このケースに合う色がなく、特別に色を調合して作りました。

完成です。                    
この画像では分かりにくいですが、自然感を出すために、歯のヒビ(クラック)も少し再現しました。        
機械にかける時間も入れて、所要時間40分でした。  
どうですか?
分かりにくく出来たかな。

2006年6月28日 (水)

下関の海岸で。。。2

これ、何だか分かります?

石の中の白いもの。。。

答えは「カキ」の化石です。

時代は中生代白亜紀前期、恐竜が闊歩していた時代です。

オストレアというカキの仲間で、割と小ぶりですがビッシリと入っています。

地質時代の生物と、現生の生物と同じ種類を比較する際、多少棲む環境が異なる場合もありますが、このケースの場合は今と同じように、少し塩分が入り込む河口や湖のような汽水域と考えていいようです。

田んぼの甲殻類8

6月21日に、カイエビ・カブトエビ・ホウネンエビを捕獲してからというもの、何となくあちこちの田んぼが気になって覗いています。
いや〜、結構いますねぇ。。。
カイエビもいたし。。。

写真は、捕獲した日の田んぼの様子です。
水を入れて数日経った頃が狙い目ですね。

甲殻類は寿命が短いですし、稲穂が少し大きくなった頃では、甲殻類よりもオタマジャクシが多いかも。

最近、大雨が続いたので流されちゃったかと心配したけど、河川への排水ポンプが普及したおかげか、私が確認していた田んぼはどこも大丈夫でした。

あ、そうそう、我が家の甲殻類たちはメッチャ元気ですよ♪

カブトエビは大きかったので、元の場所に逃して、かわりに小さいのを捕まえてきました。
水槽では、せわしく動きながら入れている水草や土と一緒に混ざってた草の芽、それと底に沈むタイプの市販のえさを食べています。

2006年6月27日 (火)

下関の海岸で。。。

今日は梅雨の晴れ間で暑かったですねー

私は昼過ぎから、一人ぶらっと下関方面にドライブに出掛けました。

日本海側の海岸線を走り、大潮の干潮の時間に海岸を歩きました。

写真は黒島の海岸で見つけた「ヤシの実」。
南の国から長い時間をかけて旅してきたのでしょう。

大雨が続いたので、いつもより海岸の漂着物が多かったです。
漂着物と言っても、ほとんどが「ゴミ」ですが、、、。

ちょっと前に大量に日本に流れ着いた韓国のプラスチック容器が、また流れついてましたねぇ。

ウキも日本製外国製いろんな種類の物が流れ着いてました。



2006年6月26日 (月)

田んぼの甲殻類7 化石編

田植えの時期に見られる甲殻類シリーズを数回にわたって書いていますが、ここで私が採集した甲殻類化石の紹介をします。

ここに挙げた化石は全て中生代白亜紀前期(約1億3000万年〜2000万年前)の時代の湖に堆積したものです。

カイエビ(エステリア)の化石
北九州市小倉南区蒲生産出
脇野亜層群

↑の部分の他に、たくさん見えます。

カイエビ(エステリア)の化石
山口県日置町黄波戸産出
脇野亜層群

黒の矢印の部分。
青の矢印は貝形虫の化石。

カイエビ(エステリア)の化石
韓国 晋州南江橋産出
慶尚層群

貝形虫(オストラコーダ)の化石
韓国 晋州南江橋産出
慶尚層群
白く見えるのは、たくさんの貝形虫の殻です。
中央の凹みは植物片(葉)。

北九州市、直方市、宮若市でも多産します。



田んぼの甲殻類シリーズ1回目の、カイエビと貝形虫の写真は、中生代白亜紀前期の北九州・山口西部地方、そして韓国中部から南部の当時の環境を彷彿させます。

田んぼの甲殻類6 自宅編3

「カイエビ」の水槽の様子です。
こちらも元気に這いまわったり、水中を泳いだりしています。
全部で20くらい居るでしょうか、、、。

時々田んぼ近くのコケを含む土(ドロドロの土だと、すぐに水が濁るので)を入れてあげると、寄ってきて土の下に潜り込むような動きをします。
土の中の微生物を食べているのでしょうか。

一緒の水槽には、顕微鏡で見たわけでないのではっきりしたことは言えませんが、目視で見た限りではカイエビのほかに、ミジンコ・ケンミジンコ・カイミジンコ・オストラコーダ(貝形虫)が含まれています。

今まさに自宅の水槽は、「ミジンコ界のパラダイスや〜!」状態です。

実は今回捕獲した目的は、カイエビの標本作りだったのですが、1匹私が試みた方法は100%成功とはいきませんでした。
またもう一度やってみる予定です。

2006年6月25日 (日)

田んぼの甲殻類5 自宅編2

自宅に連れて帰った「ホウネンエビ」。
全部で8尾いるのですが、4日経った現在ユラユラと水槽の中を泳いでいます。
今のところ、特に健康面では問題ないようです。

主に植物プランクトンを食すると考えられるので、外に汲み置きしている水や、田んぼの水を時々入れてあげています。

このホウネンエビ、昔は田んぼに大発生すると豊作になると言われていました。


2006年6月24日 (土)

田んぼの甲殻類4 自宅編1

21日に田んぼを廻って、甲殻類の生息状況を見てきたついでに応急的な容器を100均一のダイソーで購入。
カブトエビ・カイエビ・ホウネンエビを捕獲して帰りました。

私は子どもの頃、魚が大好きで近所の川や池や水路、海では磯などで魚を捕ってきて家で飼っていた(水槽7つくらい)ので、家に水槽があるだろうと思ってたけど、使えそうなのがなくて「トライアル」で「金魚のお部屋」というポンプやフィルター、えさなどがセットになって、なんと¥789という激安!の水槽と、小さな水槽を買って帰り、泥ごと捕獲してきた甲殻類たちを分けて入れました。

22日、水槽のポンプを回しているせいで濁りが取れず、仕方が無いので砂を買ってきて入れました。
水は近くの用水路から取ってきたものを入れ、もともとの泥水は別の容器に入れ、泥がある程度沈殿してからミジンコや貝形虫・ユスリカなどの小さな生き物たちも一緒に入れてあげました。
水草も数種類入れました。

ここで、重大事案発生!
大小たくさんいた「カブトエビ」が1匹になっている!!!

どうやら泥水で濁っていた水槽の中で、共食いが行われていたようだ。
残ったのは一番大きいカブトエビ、、、。

食い物に困らないように数種類餌を用意。
自宅や職場にいろんな魚のえさがあったので試してみると、乾燥エビに関心を示したので、しばらくこれで様子をみることに、、、。

このカブトエビやけど、とにかくじっとしていない、、、。
いつもせわしく動き回っていてなかなか写真が撮れませんでした
(‘∩‘;)


2006年6月22日 (木)

田んぼの甲殻類3 ホウネンエビ

今回、カイエビ探しに始まって、田植えの頃発生する甲殻類の生き物たちを追ってみましたが、一番多く見られたのがこの「ホウネンエビ」。
これもミジンコの仲間です。

水巻町→遠賀町→直方市→小竹町→飯塚市と、50以上の田んぼを見て廻りました。
その結果、7割くらいの確立でホウネンエビを確認する事が出来ました。
上記全ての町で確認しています。

次に多かったのはカブトエビで、ホウネンエビと一緒に繁殖しているケースがほとんどでした。
水巻町・直方市では特に多くの田んぼで確認できましたが、飯塚市では確認する事が出来ませんでした。
(ただし、飯塚市全体は見て廻ってません。)

カイエビは一箇所だけで、なかなかいませんでしたね。。。
繁殖力が弱いのでしょうか?

さてこのホウネンエビ、随分前に始めて見たときには、まるでエイリアン?のように見えてグロテスクだなぁって思ったものです。
これがいる所には群れで大量に泳いでいます。

ここで疑問。
私が子どもの頃は、メダカやフナがたくさんいたような。。。
今回、魚は1匹足りとも見ていない。
なんで???
他に見たのは、ジャンボタニシやオタマジャクシ、ヤゴにミジンコなどだけでした。

田んぼの甲殻類2 カブトエビ

今回のカイエビ探索で出会った「カブトエビ」です。

原始的な生き物で、生きた化石なんて言われてますね。

ちなみにこれも甲殻類の一種で、なんとミジンコの仲間なのです。
姿形を見ても「へ?ミジンコの仲間なん?」って思うでしょう。

姿が海にいるカブトガニに似ていて、子どもに人気があります。
その証拠に、最近ホームセンターや玩具店で「トリオプス」飼育キットが売られていて人気です。
しかしちょっと注意!
売られているのは、アメリカカブトエビであり、日本国産のものとは微妙に種類が違うのです。
ですからこれが日本の自然界で繁殖でもしようものなら大変なことになりますよね。

さてさて、話を元に戻します。
このカブトエビ、田んぼのお掃除屋さんなのです。
なぜかというと、田んぼの雑草の根を食べてくれるため、雑草が生えても抜いてくれるというなんとも有り難い存在です。
カブトエビが繁殖してくれたら農薬なんて要りませんよね♪