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  • 子どものころから化石に興味を持ち、福岡県飯塚市に「筑豊化石収蔵庫」を開設しているクロちゃんです。職業は、歯科技工士。北九州市にある「いのちのたび博物館」でも活動をしています。

僕と化石の出会い

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2006年5月

2006年5月31日 (水)

山口に化石散策に行ってきました 4

今回の化石散策で採集したものをアップします。

山口県下関市の菊川町や豊田町の中生代ジュラ紀の海の地層からは、アンモナイトと一緒に写真のような二枚貝が見つかります。

これは、軟体動物斧足類に分類される「イノセラムス」という貝です。

「イノセラムス」は世界中で多くの種類を産出し、研究されていています。

写真のものは小さいですが、北海道の白亜紀の「イノセラムス」は50センチを超えるものもあるようです。

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な、なんとsign01

仕事から帰ってパソコン立ち上げたら、アクセスが10083だッてlovely

いや〜、正直こーんなマニアックなブログ、見てくれる人そんなに居ないだろうなぁって思っていたんですが、始めてみると多くの方が見ていらっしゃるようで、ほんとに感謝感謝ですm(__)m

これからも、アマチュアの私の目から見た「化石」の魅力を、地域の話題を盛り込みながら紹介していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

写真は、100円均一のダイソーさんの工作プレートです。
アルファベット文字を木工用接着剤で貼り、私が作った「化石のレプリカ」を両脇に貼ってみました。

レプリカとは複製のことですが、この化石のレプリカは実物(本物)の化石を、歯科用のシリコン印象材(歯医者さんが歯の型取りに使う材料)で精密に型取りし、その型取りした枠に歯科用の硬質石膏を流し込み、固まって枠から外した石膏のレプリカに、アクリル水彩絵の具で着色したものです。

ちなみに、向かって左の「アンモナイト」は、中生代ジュラ紀(約2億年前)のイギリス産のアストロセラスという仲間の化石を型取りしたもの。

向かって右の「三葉虫」は古生代シルル紀(約4億2000万年前)のアメリカ産のステナロカリメネを型取りしたものです。

レプリカについては、またいつか詳しく紹介しますね。

2006年5月26日 (金)

山口に化石散策に行ってきました 3

山口県下関市の菊川町や豊田町には、中生代ジュラ紀の海の地層が分布しており、多くの種類の「アンモナイト」が見つかっています。

ところでこの「アンモナイト」、御存知の方も多いと思いますが巻貝の仲間ではありません。

軟体動物・頭足類に分類される「アンモナイト」は、イカやタコの仲間なのです。
簡単に言ってしまえば、殻を持つタコでしょうか。

「アンモナイト」は3億9000万年前に出現し、古生代・中生代と繁栄し、6500万年前に姿を消しました。
その間、1万種以上が現在までに確認されています。

なぜ絶滅したのかは、いくつか説が唱えられています。
「隕石衝突説」や「酸欠説」など、これを論ずると長〜くなるので止めておきます(汗)

写真は豊田町の中生代ジュラ紀のアンモナイト。
石の中に茶色く見えているのは植物片(化石)です。
大きさは一緒に写っているハンマーと比較してもらえれば分かると思います。

ここのアンモナイトは、頁岩中から産出するのですが、厚みはなく薄い状態で出てきます。
日本ではここでしか産出しない種類もあり研究者にとって重要な産地です。

山口県では秋吉台の石灰岩から、古生代のアンモナイトも産出します。

山口に化石散策に行ってきました 2

前回からの続きです。

写真は、中生代三畳紀の美祢市桃の木層から産出した、シダ植物の「クラドフレビス」
指差しているところには、よく見えませんが「イチョウ」も見られます。
これは以前、Hさんから戴いたものです。

美祢市は過去、国内屈指の無煙炭(燃やしても煙の少ない炭化度の高い石炭)を採掘していた炭鉱があり、その石炭採掘時には写真のような化石の巨大なものが産出していました。
豊田町から美祢市に至る道沿いには石炭層が見学できるところがあります。(標識が設置してあります)
ここの石炭は九州の石炭よりもずっと古い時代のものであり、その石炭やボタをよく観察すると、植物化石を見つけることができます。
写真は、美祢市某所の石炭を含むボタ。
「ポトザミテス」や「クラドフレビス」などの植物の小片が入っていました。
こんなものが市内のあちこちで見られました。

2006年5月25日 (木)

山口に化石散策に行ってきました 1

昨日、私が所属している化石研究会の先輩である某有名老舗菓子店社長のHさんと一緒に、久しぶりに化石散策に行ってきました。

北九州市の八幡で待ち合わせして、関門トンネルを通って下関へ。
今回の目的地である山口県西部は、全国的にも有名な化石産地であり、時代も古生代・中生代・新生代と各時代の地層が分布しており、現在までに貴重な化石が大量に産出しています。

今回の散策の様子を数回に渡り書いていこうと思いますが、話題提供ということで、一回目は昨日の西日本新聞にも載っていたニュースについて触れておきます。

「山口県美祢市大嶺町奥畑」というところがあるのですが、ここは「美祢層群桃ノ木層」という約2億3000万年前のシダやイチョウなどの植物化石や、ゴキブリやトンボなどの日本最古といわれている多くの種類の昆虫化石が産出した地層が分布しています。

実は今日5月25日から、この場所が化石を採集体験できる体験場としてオープンするという事です。

昨日は残念ながら一日前で入れませんでしたが、利用希望者は事前の申し込みが必要ですので注意してください。

申し込みは、「美祢市歴史民俗資料館」で申込書に記入して申請した後、学芸員から講習を受ける必要があります。
料金は、一般100円・小中学生50円。
祝日と月曜は休みだそうです。
現地へ行く前に、まずは電話して問い合わせてみてください。

駐車場やトイレも完備とのことで、最近このような施設をつくる自治体の話をあちこちで聞くことがあり、私たちとしてはとても嬉しいことですね。

写真は美祢市にある「化石館」です。
ここには、その奥畑で採集された貴重な化石がたくさん展示されています。
この「化石館」の前に採集場の申請を受け付ける「美祢市歴史民俗資料館」があります。
こちらにも豊富な化石が展示してあり、美祢市が化石の研究にとっていかに重要な所であるかが分かります。

2006年5月24日 (水)

芦屋〜若松海岸の化石観察 5

この付近を含む北九州一帯の「芦屋層群」と呼ばれる約3000万年前の海成層からは、写真のような巻貝が時折見られます。

これは軟体動物・腹足類のキリガイダマシ科の仲間で
「ツリテラ・インフラリータ」という貝です。

和名は「アシヤキリガイダマシ」といいます。

ここで見つかるアシヤキリガイダマシは、巻貝の中が二酸化ケイ素に置き換わっているものが多くみられます。
写真のものは、赤黒く見えますが、他に乳白色のものも見られます。

2006年5月21日 (日)

芦屋〜若松海岸の化石観察 4

芦屋〜若松海岸の化石観察 2〜3の答えです。

写真は母岩から取り出した化石です。

これは「エキノディスクス」と言って棘皮動物ウニ綱に分類される「カシパンウニ」の仲間の化石です。

海水浴や磯で、死んで殻だけになったウニを見たことがある人も多いのではないかと思います。
特にバフンウニやムラサキウニなどの丸く厚みのあるウニの殻は海岸によく打ち上げられています。

この化石のカシパンウニの仲間は「平ぺったい」のが特徴です。

ウニが死んで化石として残る場合バラバラになって、「トゲ」の部分と「殻」の部分とが別々に保存されることが多いようです。

以前、宮崎県の化石層で、ウニのトゲばかりが密集した層を見たことがあります。

芦屋〜若松海岸の化石観察 3

芦屋〜若松海岸の化石観察 2で紹介した化石と同じ種類の化石の写真です。

上から見たものですが、風化により部分的に欠けていて分かりにくいかな?

何だか分かります?

芦屋〜若松海岸の化石観察 2

新生代第三紀漸新世(約3000万年前)の海成層が分布する、福岡県遠賀郡芦屋町〜北九州市若松区の海岸の地層には、所々化石が観察できます。


これな〜んだ?
 
皆さん分かります?

地層の断面に現れた、ある化石の断面です。

左右の全長は10センチくらいなんですけど。。。

次回は、別の地層面に露出した別角度の画像をアップしますね。

答えはその時に。。。

2006年5月19日 (金)

芦屋〜若松海岸の化石観察 1

新生代第三紀漸新世(約3000万年前)の海成層が分布する、福岡県遠賀郡芦屋町〜北九州市若松区の海岸の地層には、所々化石が観察できます。

写真は、貝類(掘足綱)の「ツノガイ」密集層。
この種は細砂泥底に住んでいたようですが、化石が見つかる場合、その地に棲んでいたものか、離れた場所から運ばれてきたものかなど、その産状を推測してみましょう。

貝殻が磨り減っているかや、一緒にどのような化石が見つかるかなども重要なポイントです。

なお、この地域の海岸で「国定公園」に指定されている場所では化石の採集が禁止されていますので注意してください。